バンド練習について語るときに僕の語ること
備忘録として、自分のバンドもそうなのですが、最近色々なバンドのリハをしている時により良い練習になるように、そして気の利いたアレンジを入れれるように気を付けてたどり着いたいい練習法を書いておきます。予め予告しておくのだけれど、完コピ系には役に立たないやつですこれ。
1.個人練習の進め方
コード楽器であるギターは曲を覚える際にコード進行を覚えてそれできたとなりがちなのですが、進行の縦線だけではなく、ベースラインの横線とメロディの横線を軽くなぞっておく…できればコードトーンでコード進行を単音でなぞってこれがベースラインとメロディとサウンドするか軽く経過音やテンションも入れつつ干渉度合を調べておく。オケor音源流しながらここまで完了していれば、もし時間があれば(ここまでは、やれない場合が多い…orz)単音のコードトーンで伴奏なしでもその曲想の雰囲気が出せるかを調べて置けばモアベター。
2.実際の練習※集合編
時間通りに到着すると結構いい。努力目標。
3.実際の練習※音作り編
昔は、マーシャル最高派だったのですが、リハーサルスタジオやライブハウス等のマーシャルはくたびれてたり、状態が一様ではないので最高の時の再現性が低すぎるという結論に達したので状態が安定しているジャズコーラスを選びます。リハーサルの時のセッティングは、エフェクターは本番と同様に全て位置も含めてセッティングする。(足の切り替えまでが演奏です)が、一個ここで小技があります。本番で歪と空間系とコンプを使う場合、その掛け方の量は8割程度にしておきましょう。そしてジャズコーラスのミドルをやや上げておきます、するとやや物足りない音でミスが目立ちますので本番が楽になります。もしくは、その状態でいい音を出せるようにピッキング及びプレイが矯正されます。
4.実際の練習※周りの音を聴く編
まずは、この耳栓を使うとよいです。二つの観点からこれをお勧めします。まずは、リハスタは狭い部屋になっていますので耳にあまりよろしくないので本番以外は耳を保護した方がよいというのが一点。それと高周波がカットされて金物の音や楽器のハイがカットされてボトムの音が聞こえやすくなるのでグルーヴを合わせたり、ボーカルが聞き取りやすくなる、更に練習がシビアに聞こえる=ハイのきらびやかさもなくなるのでよりショボく聞こえるので緻密に演奏をジャッジしやすくなる気がします。
5.実際の練習※ギターアレンジ組み立て編
家で練習してきたコード進行並びにコードトーンをベースに他の楽器のフレーズに合わせて組み立ててきたアレンジを変更していきます。基本的にはコードトーンを装飾してテンションを足していく。またはモーダルにとらえて単音のフレーズを足す。うるさければ減らす、またはコードの転回系や積み数2~4音を試して積み方を変えていきます。ここで和音のアレンジが決まってきたらさらに、リズムを練習してきたものより細かくし、五月蠅ければ大きくし、場合によってはシンコーペションや違う譜割を試す。という感じでやっていきます。といっても急に閃いたやつをつっこんでみる勇気も大事ですが、コードトーンを単音でなぞっておけば大きく外すことなく足し引きで考えられるので理屈派のぼくにとってはその方がやりやすいです。
6.実際の練習※録画
練習は必ず録画しましょう。録音でもいいのですが無駄な動きがあったりエフェクトの切り替えミスの時の無駄な動きなどもチェックできるのでできれば動画がおススメです。
7.練習終わり
なるはや、記憶が鮮明なうちに練習動画を確認しましょう。
これで1のループに戻るとPDCAサイクルが回ってよりよいギターアレンジになります。
最近この練習法が良いと感じているので忘れないよう備忘録としてまとめてみました。