私の音楽履歴書 Pt.2 中高生編

忘れないうちにやっつけてしまおう、音楽履歴書。余談なんだけれど、履歴書は手書きで提出したことがなくて、全部PDF派で紙が必要な時はコンビニで印刷する派(直前で無くしても大丈夫)のオオシマです。

 

前回までのあらすじ…確か最初に買ったCDは、ストーンズだったのですが、ぶっちゃけそんなにストーンズは、ハマらなかったです。

ただ、ウォーホールのベロマークが好きだっただけな気もしないでもない(その後の音楽履歴を考えるとここが特異点な気もする…)

今でもミックジャガーは好きだし、ソロアルバムのプリミティブクールはかっこいい。ちなみに謎のお化粧してた時期のミックジャガーの見た目好きです。あとはブリジットバルドーとミックジャガーって顔が似てますよね?僕だけでしょうか。

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その後すぐ、英国ハードロックとプログレにはまってしまいましたが、ストーンズにはまった結果ミックジャガーは、ブリジットバルドーに似ている、という事に気付いた。ここ大事なので二度書きます。

 

それで、中高生の時期は、ツェッペリンと英国プログレとハードロックに圧倒的にハマっていました。あと、プログレメタル。中二病だったので邦楽聴いてる奴らを蔑み、愚民を教育してやると確かポルノグラフィティ聴いてるクラスメートの気弱なエンドウ君にドリームシアター無理矢理貸した記憶があります、今思うと可哀想なことしたなと。

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70分以上あるコンセプトアルバム。

今聴くと、当時の記憶が蘇ってバタバタしちゃうのであまり聴けないけどたまに聴くと良い。

後はこのアルバム、モード(ドリアンとリディアンとロクリアン、ミクソリディアンなどが満遍なく使われています)、変拍子、大作、美メロ、とその後の自分が好きな要素が全部入ってますね。

しかし、滅茶苦茶メタル方向には行かず。サバスとかカテドラルとかドゥームでダウナーで暗いやつのが好きでした。なので、俺にCD借りると訳の分からない外人の暗い音楽聴かされるとクソ評判悪かったです。

 

後は、確か中高の頃塾が一緒だったヤマダ君がSHOXXという今は廃刊になってしまった雑誌を貸してくれて、蜉蝣や、Moi dix Moisというお化粧バンドを聴いていたことも(嶽本野ばらが好きなんで、ゴスカルチャーが好きなのです)ここでも悪い癖がでて、普通にラルクとかにしといた方がいいのにMana様などに行ってしまうのがオオシマクオリティ。

Mana様は喋れない設定なので、トークは、耳打ちでメンバーに喋らせます。

 

後は、当時美術部だったんで油絵とか描いてましたね。もうすっかり筆を置いてしまってますが。今度大分アップルペンシルとアイパッドに慣れてきたんでイラストあげますね。

 

以上、第2回でした、

結局文章量が増えてしまうのね。

 

 

私の音楽履歴書 Pt.1 子供の頃、最初の頃に買ったCDの話

Part.1があるということは、太陽と戦慄にならえば、4までのシリーズ化は約束されていますね、どうもこんばんはオオシマです、気づけばもうすっかり秋なのです。

 

最近、気づいたのですが長くて改行のない文章で、かつ文字が圧縮陳列されていて暴力的な見た目のほうが個人的には読みごたえがあるし、人を拒絶している最強の拒絶型使徒感あって尚かつ、学術論文的な感じもして好きなのですが、どうやらアクセス数を鑑みるに意識的に改行した方が読みやすいっぽいので・・・

 

意識的に改行をしていきたいと思います。

 

(今回題材は、Sister Leyで最近ドラムをたたいてくれてるyolky sunのパクリです。)

 

私の音楽履歴書ですが、まあまあカオスで非常に多岐にわたる上にまとまりがないのですが、なかなか難儀な上に編集してしまいそうになります。(すべての歴史というのは主観のある偽史なので作られた歴史である、ということは明らかなのですが。)

 

Pt.1 子供の頃、最初の頃に買ったCDの話

(音盤を買うのはもう死に行く文化ですが、外から帰ってあのCD最初にセットした感動は最高だと思うので今の子にも体験してほしいですね・・・)

 

確か、正確な年は覚えていないのだけれど、何故かストーンズのライブ盤を買ったのは覚えています。うちに大量のCDとレコードがあったのですが、ビートルズとかイエスとか、クリムゾンがあるのにジミヘンやらローリングストーンズがなかったのでストーンズを買った覚えがあります。で、いっぱい入ってるしお徳じゃんこの盤、俺天才。だなとストーンズオタクでもそんなに買わないであろう90年代のライブ盤を買って愕然とした覚えがあります。

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 俺が聴きたいのは、スタジオ盤だったのにめっちゃライブ盤でクリーンすぎる音質であ整理された演奏でドロドロ感薄く・・・しかも許せないのはミックジャガーの声がなよっとしていないで力強い(初期の黒く塗れみたいな歌い方が好きだったので)

 

そんなこんなで、あまり好きな盤ではなかったのですが最近聴き返したら意外と悪くはなかったのです。 なんかちょっとバブル引きずってる感じで。

 

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↑こんな感じでサイケで訳の分からない感じを期待していました。

昔から魔術的でドロドロしたものが好きだったので。

 

そんなこんなで、ライブ盤にはトラウマがあります。

なので、スタジオ盤が今でも好きですどちらかといえば。

 

果たして、Pt.2は、あるのか?それではまた。

 

 

たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった話

何事も急いては、事を仕損じるということがありますが、何事も遅すぎた場合というのは弊害がつきものになってしまう傾向にあるように感じます、最近は特に。高度に情報化された社会においては敵失に期待をする長考というのは、明確な悪手であって、熟慮などというものは愚の骨頂であるのかもしれませんね。何故ならチャンスの神様は、前髪しかなく過ぎ去ったチャンスに後ろ髪を引かれた事しかないのだからです。

全然関係ないですが、実はザッパで一番好きなアルバムはたどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船。タイトルの長尺曲超かっこいいし、全体は狂ったプリンス(プリンスも少し狂ってるか…)みたいで結構80'sぽいし、適度にチャラいし、ヴァリーガールのギャルラップもいい感じなので。

 

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前置きが長くなりましたが、次回ライブの告知をさせていただきます。11月は、アルバム制作に向けたデモテープ制作期間ということでライブをお休みしていましたが、12月は、二本予定があります。師走のお忙しい時ですがお時間あれば是非。

12月29日は、ステーキ付きなので個人的には激プッシュ。

 

2018/12/29 (日)
@下北沢BREATH http://breath335.com/
Free as a bird!年末特別編(仮)
Open 発表され次第更新
Start 発表され次第更新
Act 発表され次第更新
Charge ¥2000+1000(アンガスポテト+1Drink付)→HP、
※ステーキつきのイベントになります。

2018/12/9 (日)
@高円寺 Club ROOTS!http://www.muribushi.jp/index.html
あやかしの夜~ROOTS!の宴~
open 18:00 / start 18:30 
charge 前売 \2,000 / 当日 \2,500 (1d別)
Act ひすい / 明日パンダと逃避行 / ローガン・ジェットマン / カモンパンチ / SAD FUNK TRIAD / Sister Ley / 他

※久々、中央線にて。

 

ご予約と詳細はオフィシャルまたはブログのコメント欄にて

Sister Ley Official

Steven Wilson来日公演が素晴らしすぎたので未見の方は無理してでも今日見に行こう。

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昨日、Porcupine TreeとStorm CorrosionとBlackfieldが好きなのでSteven Wilsonの来日公演に行ってきました。この人は、ハイパーワークホリックなのでこれ以外にもNo manというバンドやBass Communionというバンド、opethのプロデュース、ソロの作品(しかも、超ハイペース)、エンジニアとして、キング・クリムゾン、キャラヴァン、ジェスロ・タルエマーソン・レイク・アンド・パーマー、イエス、オノヨーコのリマスターなど(特にキングクリムゾンの5.1chリミックスのお仕事は素晴らしかったです。)非常に膨大な仕事量を誇るので、全貌が分かりづらいうえに説明もしづらいのですが、一言で言うと現代プログレ版ジェフリン+プリンス的なボーカルとマルチプレイヤー兼作曲仕事をすさまじい早さ多作さ&クオリティでやっていく人物だと思ってもらえれば大丈夫です。

書くよりも聴いた方が早いのでぜひ。

 イスラエルのシンガーソングライターと二人組の美ハモリバンド。

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最新作のちょっとエレクトロ入ったデュエット曲。美しい。

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根暗なアバみたいな曲

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北欧のopethとエクスペリメンタルなゴスいコラボバンド

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ソロ初期のslowdiveっぽいシューゲっぽい曲

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モダンヘヴィプログレPorcupine Treeで。

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全部、美メロで気の利いたアレンジになっていて現代的なのは流石ですよね。後は、あんまり聴いたことあるフレーズが頻出しない感じで割と本人っぽい筆跡が強いところがとても好きで。

 

今回の来日公演、とても素敵なキーボーディスト(モーグポルタメント使いがやばい)、カジャグーグーの元ベーシストのベース+スティック捌き、アホみたいにシンバルワークの手数が多くてタイトなドラム、クソ早くきれいなフルピッキングなうえに、ボウイングや効果音プレイもかませるテクニカルギターにマルチプレイヤー(ギタボ、ベース、鍵盤)のスティーブンウィルソン本人という編成で超演奏だけで感動するのですが、PAもエンジニアのウィルソン監修なので今までのロックのコンサートの常識を打ち破る・・・音量デカすぎないけど、演奏のタイトさも相まって音圧感すごいあるけど、フレーズが明瞭で全く耳に痛くないうえに、持ち込みの機材で後方にも2スピーカーで、4ch出力(後方からハモリとかSE聴こえてこれの効果ヤバかったです)、しかも巨大スクリーンと同期して、映像流しながらなんで没入感半端なかったです。今年キングクリムゾンも見に行きますが、多分今年ベストアクトはsteven wilsonで決まりです、多分・・・。

あとは、本人51歳なんですが、中二病系根暗文化系かっこいいルックス、スタイルも滅茶苦茶良くてミーハー的に感動しました笑

 

緊張と弛緩のアンビバレンス

今週のお題「リラックス」

久々、はてなブログのお題を取り上げてみましょう。

一般にリラックスというものは、アンリラックス=緊張状態との対極として捉えられ、リラックス=弛緩状態と捉えられます。そして、概して緊張は不自然であり、弛緩こそが望ましい状態でありあらゆるテクニカルタームにおいて望ましいと捉えられる傾向があると個人的には思っていたりします。しかし、一元的に緊張ばかりが不自然であり、弛緩が自然であると捉えるのもまた暴力的であると思います。何故なら、緊張と弛緩は表裏一体であり現象として表出する緊張は、弛緩していない状態とも定義され、同様に弛緩は、緊張していない状態と同義であるからなのです。これは、どういったことかというと緊張と弛緩というのは程度問題であり、絶対的な緊張状態や絶対的な弛緩状態は、原理的に存在せず、相対的なものでしかないと考えられるからです。ここに、絶え間なく弛緩し続ける状態を仮定するとその状態というのは非常に平板であり、緊張との間の勾配が存在せず、ただその状態でありつづけ観測上は、ずっと弛緩し続けると計測するのは困難です。故に、緊張状態というのはそれも存在しえないと弛緩状態との間の切り替えがなく、ただ平板にその状態でしかあり得ないのです。

どうでしょう、こんな感じの硬い文章って滅茶苦茶、リラックスしていない感じですよね?ものすごい硬い文章を書くことで、逆にリラックスするということの尊さを例示してみました。

上記文章のBGMは、こちらがおすすめ。

https://m.youtube.com/watch?reload=9&v=xkXZzBh9D8U

それでは良い週末を。

 

 

秋とジビエの血の味のエトセトラ。

タバコをやめてはじめての秋の空気。僕は、澄んだ朝の空気の中で酷くタバコの匂いと苦味を懐かしく思うのです、と言っても最近は、副流煙の香りを嗅ぐと少しクサくない?なんてグルーヴは、分かってきたりもしていて、そんな自分に嬉し悲しい今日この頃です。人間の認知なんて酷く脆いもので儚くて哀しい。

さて、秋になったと感じたりするというのも一種の習慣にしか過ぎないのかも知れないのだけれど、酷く通俗的で大時代的なのは、重々承知はしていながらこの季節になると酉の市で熊手を買い求めたりするのです。(これは、去年のものなので新しいものを買ったら神社に返して燃やします)

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バンドなどという水物の渡世をしているうえに、平成最後に録音をしようなどと思い立ちましたので、今年はとびきり巨大なやつをいつも熊手を買っている花園神社の和彫りの人懐っこいお兄ちゃんから買おうと思うのです(そして、ここの熊手はセンターが必ず猫でとても可愛い)

そして、秋はジビエの季節でもあって。よく行くボロボロのフランス料理屋さんがあって、そこで鴨のコンフィが並ぶようになると、滋味深く、赤ワインの濃厚な味と濃厚な野生の鳥さん感とでも言うべき軽く飛びそうになる味が楽しみになってしまい、想像するだけで、少しばかり汚らしいのだけれども涎が垂れそうになる。そして、僕はやっぱりソースは血の味が少しするのが好きなのです、なぜか。

まとまりがない雑文になってしまった。それではまた。

 

渋谷ハロウィンの集団狂気と虚無感

職場が渋谷なのだけれど、毎年この時期になると決まって街がハロウィンモードになるのです。ハロウィンだけに関して言えば、道玄坂はそれなりで然程でもないのだけれど、センター街の方では地獄の釜の蓋が開いたかのような人波になってしたりします(道玄坂は、然程ではないは、もしかしたら語弊があるのかもしれない。と言うのは、ふつうに仮装している人間が結構な割合で見られるという意味では)そして、夜中には事実上の歩行者天国になってしまい、渋谷発のバスが交通を寸断されてしまい夜のバスに乗れなくなってしまうほどだったりする。一義的には、都市機能が飽和しきった夜間人口によって完全に麻痺するほどの人出といっても過言ではない。大体、どれくらいの人がいるかと言うと、通りには花火大会が終わった後の人出が出ているくらいを想像するのがいいと思う。

今回は、そんな渋谷で暴徒化する集団まで(停車中の車が破壊され、警官は喧嘩を売られている)先週末、現れたのでそれにまつわるお話。結構前からこのハロウィンの状態は顕著になりつつあり、見ていたのだけれど最初の頃はブエノスとかウームとかクラブの周り程度で盛んだったくらいな感じだったので一部のトライブの集団程度がやっていて統制も取れていて、遊び方にも品があったし、クラブ行くついでくらいな感じだったのだけれど、最近はただ街を徘徊して何も目的意識もなくそこに留まり、ひたすら酒を路上で煽る、悪く言えば洗練されていない、ドンキホーテの安物のチープな仮装品もしくは、それすら身につけていないただただ、日常やな対する不満と怨嗟、そして現実の嫌悪をするような嫌なムードが溜まっている人が増えたかのように思えていたのです。そして、彼らの共通点は、ただただスマホをあの世とこの世をつなぐ篝火よように抱えて街を見ていなく、画面を見ている。ただ、その一点なのです。そこには、クラバーのような共同幻想もなければ、暗黙のルールと言った点もなく、ただただ自分に都合のいい世界を見せるSNSと、その承認欲求をみたす自撮のための器具だけしかないのです。なので、ただただその行く末というのは過激化と自己を中心にした閉じた世界の衝突でしかないというのは、ただただ自明であり、自爆して自壊していく狂気でしかなかったのかもしれないなどと振り返って思うのです。まあ、SNSはあらゆる感情をディストーションのようにコンプをかけて増幅していくので素敵でもあり怖いよねーという。革命期のフランスのルボンの群集心理の法則ではありませんが、自閉気味の群集心理とか空恐ろしく、誰もが未体験ゾーンよね…いつまでも見つめています。それでは、おやすみなさい。

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