Bye Bye Bookoff

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職場の最寄り駅のメゾンでいうところの旗艦店である、ブックオフ渋谷店が閉店しました。ブックオフには、割と思い出があるのでちょっとしんみりしています。(勿論、あらゆる古本屋という中途半端な品ぞろえの店を滅ぼしたという功罪はあるのは知ったうえということだけれど。)ちなみに僕とブックオフの最初の遭遇は子供だった頃で、当時地方都市に住んでいたのだけれども、その頃からサブカルな情報源に飢えていた僕は一歩ブックオフに足を踏み入れて以来、地元の本屋では売っていないバックナンバーとはいえのSTUDIO VOICEをゲットできたり、碌な文庫本のない商店街の本屋にはない多少文化的なオーケンやらみうらじゅんの文庫本がゲットできたりと、洋楽の輸入盤が当時の街のレコ屋より良かったりで、自転車で30分ほどの距離にあったのだけれど、そぞろと詣でていた日々を思い出します。

なので、あの何故かわからないけど臭い(他の古本屋とは明らかに違う獣臭がするsmells like bookoff spirit…)漫画の立ち読みしまくりコーナーや、本を売るならブックオフのコピーが店内放送で流れているだけで当時のセンチメンタルな気持ちを思い出すのです。後は、ひたすらブックオフヒットチャート的に流れる10年位前のJPOPとか。そして、子供の頃夏の暑い日とかに自転車で行くと山の方の坂だから本当に死にそうになって何故このような苦行を・・・しかし、人とは違う文化的な人間なのだという自問自答をしていたのも全てが懐かしいのです。

 そんなこんなで、最終日の渋谷店に行ってきたのだけれど、最終日の店内は全ての物品が30円という暴力的な値段で売られていて、例えるなら懐かしい中学の同級生とバッタリであったのだけれど、明らかに出てきた場所がそこ格安風俗だよね?そこ。という位のセンチメンタルとレイプ感がない交ぜになった高揚感と虚無感に包まれました。ほぼ、漫画しか残っていなかったけれど…。一応、一個好きな漫画家の古屋兎丸の漫画の女子高生に殺されたいとサンタナとも共演してるラテンバンドのLos Lonely boysのCDだけ買ってこれたのでよしとしよう…

そんな週末でした、みなさん今週も頑張ってまいりましょう~。

 

 この、全ての古本屋を滅ぼすのだという位な虚無的なイメージキャラ。

これ、僕は何回洗脳のように聴かされたのだろう・・・。

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