クリントイーストウッドマナー
ここ最近、クリントイーストウッドの映画を見返しているのです。
前置きをとりわけ好きな映画はグラン・トリノなのだけれど。意外と昔見てた時と感覚が違ってそれもまた良しという感じなのです。
主演作以外の監督作だと特に好きなのは、アメリカンスナイパーかな。
なんでイーストウッドかと言うと、久々の主演作、運び屋が公開されるのでちょうど良きかなと言うこともあり、筆をとったのです。
↑最近、2018年の十五時十七分パリ行きとかもそうですが、実録物多いよね〜。
でも87歳の実在のドラッグの運び屋の話とか滅茶苦茶面白そうなんで見に行きます!
さて、閑話休題で本題なのです。
老齢に入ってからのイーストウッド主演兼監督映画は、割とイーストウッドマナーというものがありまして、これが滅茶苦茶僕のツボなのです。
基本的に超頑固なおじいさんが俺のマナーでずっと孤独に一心不乱に信じた道を追求してるんだけど、ぱっと見超とっつきづらいんだけど、意外と押しに弱いのと、実は面倒見がいいの無茶振りをされて押掛け女房的なおつかいクエストを頼まれて、異文化理解を頑固ながらしていき、一時はハッピーだったり、成功を収めたりするのですが、起承転結の転で滅茶苦茶な目に遭い、最後信念を貫き通した結果わかっちゃいるけど滅茶苦茶な行動を起こして自滅していくというアメリカンニューシネママナーのエンドを迎えて考えさせられるクライマックスを迎えるというやつですね。
やっぱ、パーフェクトなエンドより、ちょっともやっとしてパッと切るところがイーストウッドのジャズオタとしての矜持とブルースが見えていて良きという。
(余談だけど、パーカーの映画はパーカー好き過ぎて聖人君子に美化されすぎているのでもっとダーティーでやばい奴なんだけど、サックス吹いてる時だけは最高に美しいというアンビバレンスが表現されていないのでいじましくも哀しい唯一の失敗作かもしれないイーストウッドの)
不器用な男の生き様を見せられるといいんですよね、しかも枯れた男の。しかも最後割とパンクだったりするので。
文章を書いていても今回の作品滅茶苦茶このパターンにはめてくると思われるので劇場で見るのが楽しみです。
それではごきげんよう。