素描とタブロー
あけましておめでとう。
と言っても遅きに付した感は否めないよね。
僕がやっているバンド、Sister Leyは目下ヴィジュアル系のテクニカルタームを使うのならば絶賛地下活動中(音源の製作やリハーサルを繰り返す事を意味している)なのであります。
なので、悲しいことに一月二月は、ライブがないのです。まあでと音源を作るにあたってやることがいっぱいありまして、まずはプリプロ(デモ音源製作)の音源を作っては修正し、プリプロ音源を目下ブラッシュアップしているのであります。
音源製作は、どこか油絵に似ていて最初初期衝動のまま書きなぐったタッチの上から、新しくパレットにすくった色を調合し、それを重ね新たな表情をカンヴァス上のまだ見ぬ肖像を削り出し、リアライズするというプロセスはライブとは違って、地味ではあるけれど手仕事の喜びに満ちているわけなのです。
オーバーダブジャンキーである僕はどんどんどんどんパレット上の色味は増えていって、時には収拾がつかなくなるのだけれど、幸いな事にバンドは一人ではないので客観視した意見をメンバーから貰えるので、失敗したバスキアの抽象画になる寸前でストップをかけて貰えるので安心して筆を進めることができます。
いいメンバーに恵まれた環境に感謝し、今日はこんなところで筆を置こうと思います。
それでは御機嫌よう。またね。