とある読書家の喪失について
ごく個人的な体験になるのだけれど、普段僕は本屋さんによく行くのです。といっても、目的の本を探したりだとか、この情報が可及的速やかに欲しいと言った必要性に迫られてと言った事はまずないのです。
ただ、漠然とした本屋さんにそろそろ行こうかなという肌感程度の直感に迫られていというだけのはなしなのです。そう、そこでそんな時に出掛ける本屋さん(あるいは、それは古本屋さんであっても勿論構わないのです)は、必然的に以下のような条件が必要なのです、以下に列挙します。
1.漠然としていながら潜在的なニーズを満たす
(といっても要件としては、僕の場合特殊性を一定程度孕んでいないと言えますまい。)
2.広すぎず、ヒューマンスケールであること
3.漠然と彷徨っていても適度に放って置かれる
ですが、最近以上のような条件を満たす書店がとみに減ってきているのです。家の近くの渋谷ではパルコブックセンターが潰れて以来、まさに本屋さん難民なのです。
なので最近、真の意味で落ち着く【丁度良い書店】というのは最寄りでいうと高円寺、阿佐ヶ谷までいかないとありません、あくまで僕の場合は。特にオススメはここかな。
ここが潰れてしまったら、もう神保町まで行かなければならいので、それは悲しいのでご紹介させて頂きます。
もう、本屋さんで本を買うのは極度にアナクロな趣味なのかも知れませんね。
それでは、ごきげんよう。良い週末を。