緊張と弛緩のアンビバレンス

今週のお題「リラックス」

久々、はてなブログのお題を取り上げてみましょう。

一般にリラックスというものは、アンリラックス=緊張状態との対極として捉えられ、リラックス=弛緩状態と捉えられます。そして、概して緊張は不自然であり、弛緩こそが望ましい状態でありあらゆるテクニカルタームにおいて望ましいと捉えられる傾向があると個人的には思っていたりします。しかし、一元的に緊張ばかりが不自然であり、弛緩が自然であると捉えるのもまた暴力的であると思います。何故なら、緊張と弛緩は表裏一体であり現象として表出する緊張は、弛緩していない状態とも定義され、同様に弛緩は、緊張していない状態と同義であるからなのです。これは、どういったことかというと緊張と弛緩というのは程度問題であり、絶対的な緊張状態や絶対的な弛緩状態は、原理的に存在せず、相対的なものでしかないと考えられるからです。ここに、絶え間なく弛緩し続ける状態を仮定するとその状態というのは非常に平板であり、緊張との間の勾配が存在せず、ただその状態でありつづけ観測上は、ずっと弛緩し続けると計測するのは困難です。故に、緊張状態というのはそれも存在しえないと弛緩状態との間の切り替えがなく、ただ平板にその状態でしかあり得ないのです。

どうでしょう、こんな感じの硬い文章って滅茶苦茶、リラックスしていない感じですよね?ものすごい硬い文章を書くことで、逆にリラックスするということの尊さを例示してみました。

上記文章のBGMは、こちらがおすすめ。

https://m.youtube.com/watch?reload=9&v=xkXZzBh9D8U

それでは良い週末を。