作曲という排泄と退行。

世にバンドには色々なスタイルがあれど、僕がやっているバンドは曲を仕上げるスタイルが割合変わっているのかもしれないのでそのスタイルを書いていこう。(というか、世の中の殆どの行為は正常に見えるようでいて、他人から見ると割と可笑しなものだったり、狂気じみていると思うことが多いので。)

今僕がやっているSister Leyというバンドでは、メインの作曲担当を引き受けている。で、僕のバンドはベース、ギター、ドラムそれだけなのですが、先ずはデモテープをつくります。

これは、忖度なしで思う存分楽器を入れたいだけオーバーダブしていきます。平均はギター4本以上、で気が向いたら鍵盤楽器も入れていきます。この時点で様子がおかしいし、それ宅録だといいけどライブどうすんの??みたいなことが往々にしておきます…なのですが、自分の作った曲のエッセンスをギター一本でコード、単音、ダブルストップエフェクターを駆使して表現します。作曲は、マキシマムを作ってそこからエッセンスをコーヒーのようにドリップしていくと、エスプレッソのように濃縮されたギターアレンジになっていってライブでもいいじゃんとなるまでアレンジを変える…しかも、結構アドリブで弾く方なので結構その時次第で、ギターのアレンジも変わるというスタイルなのです。

これのいいところは、一度作り上げたものを批評的にスクラップ&ビルドしているので客観性と批評性がある気がする。(それは、単なる心持ちなのかもしれない)あとは、音が薄くなる厚くなるを能動的にコントロールしているので小さなオーケストラ的にダイナミックレンジに耳がいく。などでしょうか。

今日は、そんな真面目な音楽のお話でした。

それではまた。