BANANAFISHにうってつけの日

突然ですが、漫画読んでます?そして、吉田秋生という漫画家さんをご存知です??海街diary吉祥天女や、鎌倉物語YASHA(余談ではあるけれど誰もYASHA阿部寛伊藤英明の実写版ドラマの事を語らないのだけれど、しかも主題歌はstingのdesert roseなのです…これはいつか書こう誰も語らないから。)とか数多くの名作を送り出している漫画家さんなのですが、今丁度今、その漫画家さんのアニメ化不可能と言われた代表作BANANAFISHのアニメがやっているのですよね。今日はそんなお話。興味がない人は読み飛ばしをどうぞ。

尚、みんなにも見て欲しいのでネタバレはなしでいきますー。

bananafish.tv

https://bananafish.tv

これ、原作が好き過ぎてひょっとしたら一番好きな漫画かも知れないし、しかも妄想アニメ化が破綻寸前で誇大妄想的な存在になりすぎていまして(女子じゃないのだけれど、あぁあの儚げで繊細で美形なアッシュがヤバイ感じになってたらどうしよう…憤死してしまう…などと滅茶苦茶やきもきしてしまいましてしばらくてか放送開始してからもう3ヶ月弱も…様子見してて見てなかったのです、端的に言ってちょっとおかしな人ですよね。早く見ればいいのにどうせ見るんだし笑)

まあ、こんな精神状態になりやすいのは端的にヤバイことに対する嗅覚の鈍感さがヤバ過ぎるせいなのか、実写映画とかヤバイアニメ化とかを引き当てることが多いのですよね。なにせ高校生の頃に当時の女友達と実写版デビルマンを映画館に見に行って思春期に良きに思っていた女の子と映画で仲悪くなるという…あり得ないくらい酷い核爆発級の大当たりを当てているので、僕が好きな原作は神の見えざる手によってとんでもない事になってしまうという強迫観念に支配されているのです。(僕は、映画デビルマンボブサップのニュースキャスターがデーモンになるとことかはまあ悪くないと思っているのだけれど…余談だけれど、鳥肌実が出てくるところがこの映画で一番あがるシーンだったのです。さらに余談ではあるけれどDevilman Crybabyを初めて見た時、この映画のこととか当時の事が思い出されて泣くようなアニメじゃないのだけれど、出来が良すぎて翻案も素晴らしくて、涙が出て来たのは悲しい思い出…)

前置きが長くなりましたが、ついに一気見。最新話まで見ました。で、このアニメ化どうだったかと言うと…

とても良かったです…

すごい良かったです…

あっ、好きな原作がちゃんと再現されてる…

アレンジもいいじゃんしかも雰囲気は崩してない(原作は80'sのNYが舞台なのでベトナム帰還兵とかがでてくるけれど今回のアニメ化は、現代にして湾岸戦争帰還兵になってる)

この原作のキモは、NYのストリートな感じの空気感(文庫版の一巻の後書きは坂本龍一のNYの情景描写への賛辞なのです)+BLの要素なのだが、全くBLでないULとでも言うべき要素を含む関係性(Unconditional Loveだと思う〜)、しかもにくいことに一巻とこの漫画最終巻で絵柄を意図的に大友克洋調から超繊細な少女漫画調の絵にグラデーションしていくのだが、その両者のいいとこどりのキャラデザと隙がないです。長くなりましたが、マストチェックなので是非皆さん見てください。それではごきげんよう