オーケンとスペインの宇宙食
ふとした疑問なんですが、オオシマ文体は何からきてどこへ向かうのだろうという?
最近、諸事情で仕事が中断と弛緩的な午睡の時間を挟んでいるので、ブログが捗っています。それで、ふと俺の僕の文体って何なんだろう何に影響を受けたのかな?という疑問が浮かんで来たので、その影響を解体してみたくなった感じ。やっぱねぇ、やる瀬なく暇だと過去のことにばかり目が行ってしまうわけで。そんな僕が影響を受けまくった文体の持ち主は、二人いますね。
一人目にして最大の影響を受けたのは、ジャズミュージシャンの菊地成孔氏です。ネット上で読める文章で言うとN/K blogというのがありまして。と言っても最近は、ブロマガばかりで非課金お断りなのですが。(日本における500円課金の方法としてはあらゆるサービスの中でもとりわけおススメ、映像コンテンツも良い。)で、僕は学生の頃にその前にやっていたpelisseというブログがあってそこにドープにはまっていて2004年か2005年位、からのバックログを全部10年分位読んだとたという経緯があるので、それのせいで結構散文的で脱線が多く、かつ比喩表現が多く、注釈とエクスキューズが多い文体になってしまったのかもしれないかな、などと思います。(回りくどかったらごめんなさいね。)
N/K blog - naruyoshi kikuchi INTERNET TROISIEME
※ちょっとだけpelisseの過去ログ発見
ねぇ、超文体だけでフェティッシュで涎がでそうなのだけれど、皆様どうでしょう?ちょっとくどいですかね、どうでしょう…僕はとても好きです(無論、音楽家さんなので音楽も勿論好きで入り口は、そこでエッセイ読んでみたら滅茶苦茶面白いじゃんという入り。)後は、文章はバーッと書いて一切読み直さない間違いがあってもそのままにしておくと本人が(嘘か本当か分からないけど実際)言っていたのでこのブログもバーッと勢いで書いて一切読み直したり、訂正はしないというスタイルで書いています、地味に。
二人目は、少年の頃滅茶苦茶読んでたせいで未だに何となく題材とかで引きずられがちなのだけれど、大槻ケンヂさんですね。ちなみに、エッセイもいいのだけれど、小説も好きで一番好きな小説はこれ。軽くこれ自分が書いた読書メーターから引用して内容説明すると、世紀末のセカイ系能力バトル形式を完璧に確立したエポックメイキングな作品。メグマ波という架空の概念はでてくるもののこれは根暗な少年の妄想としては完璧な形式をとっているとしか言いようがない。(人物造形としてのヒロインに関しても)個人的には、いなたいロックバーでダベっているシーンがめちゃくちゃ好き。この手のお話が好きな方には超おススメです。黒歴史とか暗黒でサブカルな青春時代を送った方は、読みましょう悶えましょう是非。
と、話が脱線してしまったのですが、オーケンのエッセイって基本フォーマットが結構ありまして(結構何十冊も読んで法則性を発見してしまった)基本、話の題材が概ね下記のABCDに回収できるのです。
Aバンドをやっててあの頃良かった、もう戻ってこないやバックインデイズ感動系
Bバンドをやってたのだけれど、あのセンスとかロックじゃないなズレてたなトホホ系
C好きなものについてディープに追及しすぎてしまってちょっと尋常じゃなかった系
Dマニアックでサブカルなものについて有識者と対談してへぇーとなる系
なのでブログの題材で迷ったときには、ブログのフォーマットでABCのフォーマットに沿うように書いていこうと心掛けていたりしてたりして。これ結構書きやすく割とかってサブカル音楽少年だった人には書きやすいのです。Dもいつか真似したいですね。このフォーマットで好きな奴が結構あってノストラダムスの大予言の著者とか、SMクラブに行ってみた話のオーケンのエッセイおススメです。
結構需要があるかどうかは、不透明ですが冷静に分析してみたのですが僕なりの文体、僕なりのブログメソッドをまとめてみました。参考になるかはわかりませんが、気が向いたら参考にしてみてくださいね。