昭和九十年に現実が追いついてしまったよ。
お目汚しすいません、
私のバンドのサイトです、もしよければ超自信あるのでビデオチェックしてください。
さて、本論です。
昔からアーバンギャルドが好きで、
メジャーデビューした後で一番好きなアルバムが、こちらです。
(前置きとしてこの記事はよくあるインディーの頃はよかった的な話ではないです。)
このアルバムは鍵盤がおおくぼけいに変わった後、架空の昭和九十年をテーマに制作されたアルバムになります。そして、僕がアーバンギャルドで一番メジャーに行ってこれを作るのかー、だったらメジャー流通だよなとハラ落ちしたアルバムでもあります。
(谷地村さん→おおくぼけいへの移行は、現在のアーバンギャルドで作ってる音楽性の方向性の変遷からは個人的にはキッカケはあれですが・・・メジャー感漂い、良い意味で王道でファンキーなマスに訴えかけるアレンジがはまってるかなーと。
インディーズ時代は、よくもわるくもノイジーで捻ったパターンは多かったけど、この鍵盤のアレンジが一皮向けた感じでよい感じ。
何はともあれ、この曲を聴いてみてください。
個人的には北朝鮮のミサイルの話が出ると脳内再生されます。
アーバンギャルド - くちびるデモクラシー URBANGARDE - KUCHIBIRU DEMOCRACY
冒頭の逆再生?っぽい会話がすごい音質的にもゲッペルスの総力戦演説っぽくて、
すごい不穏で期待値をあげますよね、ここすごい上がります。
それと冒頭のフックのメロディーで大ネタではあるのですが、
軍歌の同期の桜を引用してるのもニクい。
サビ前のデミニッシュっぽいフレーズとちょっとメタル王道っぽい下降進行にのせてギターソロ、鍵盤ソロに入っちゃうところが音楽的にも不穏感を煽っていて楽曲的にも効果的であります。(ちょっとこの辺のアレンジはナイトウィッシュっぽい)他の部分は、昭和歌謡っぽいコード進行基調ですが、太いアナログシンセでちょいノイジーにベースラインをいれてるのがかろうじてテクノポップっぽさを残している感じ。
でもやっぱ、演説の部分が好きです。
一部引用しちゃいます。
時に戦時中、世界はメイキング中。
液晶を覗いてばかりいる国民たちには知らされていない、
既に戦争が始まっていること。
既にみんな、幽霊だってこと。言葉を、殺すな
このアルバムは、架空の昭和九十年をテーマにしていましたが、現在のリンク状況がやばいっすよね。ミサイルでメトロが止まるんだもん。めっせーじも個人主義的で好きなんですよね。最終的には世界系っぽいのだけどあなたとわたしで完結するのが潔い。
でも、本当に数年前には想像がつかない状況であります。そんなことを思いながらPAC3が配備されているのは防衛省のある市谷だからミサイルが飛んできたら新宿方面に逃げよう~と考えています。