2018年のバンドSister Leyの歴史
改めまして、
あけまして、おめでとうございますなのです。
過激派ではないのだけれど…。
バンド活動去年の総括から参りましょう。
(記憶だけなので間違ってたら、ごめん)
良ければチェックどうぞ〜。
1月Sister Leyざっくり結成からの練習
この時は、ギター、鍵盤、ベース、ドラム
3月 オオシマの知り合いの渋谷Lushの企画ライブにでる(この時だけCoverありで、相対性理論とサカナクションも…サチモス説もあったが、歌いながらベースを弾けなかった)
5月
高円寺Club Roots 出演
※ドラム1回目の交代 オオシマの知り合いの吹奏楽あがりのドラマー
軽快かつ、ジャズロック風で少しのロック感もあったし、悪くないドラマーさんだったのですが、リア充過ぎてバンド予定が立てられないことが判明。八月九月全ての週末が結婚式…。
シューゲイザーのイベントで、大いに刺激を受ける…。オオシマ自分の曲は、シューゲだと思っていたのに展開が複雑すぎる上にキメが多く、コード進行がオンコードとテンションの嵐だったことに気づく。
七月だっけ?
秋葉原スタジオで自主企画風イベント、非武装地帯vol.1をやってみた
Σさん、横浜新道が荒ぶる。
※ドラム2回目の交代 オオシマの知り合いのフュージョンドラマー
三拍子の曲をジャズのハチロクで叩かれて喜ぶオオシマ、戸惑うヤマグチメンバー。上手かったのだが、ジャズ過ぎてこのサポートメンバーは一回でokとなる。
8月下北沢モナレコード
色々見つめ直す為鍵盤ドラムのサポートメンバーなしの二人でモナレコに出演。オオシマの頭の悪いリードとリズムを両方、ソロは複音+ジャズ脳のコードトーンのギターソロで弾くというアレンジに可能性を感じるとともに、鍵盤いる?という疑問を抱く。
(これ以後、あれ鍵盤の女の子は?とよく聞かれるのですが、辞めたor辞めさせたわけではないので、オオシマと二丁目の女装バーに一緒に行ったり、飲みに行っているので仲はいい。ただ、仕事も多忙らしく今はその時期じゃないというだけなのです)
9月下北沢daisybar
※ドラム3回目の交代
旧知のメンバーであり、最強助っ人。
初めて、ロックのドラマーが現れる(といってもサトウさんは、ベーシスト兼シンガーソングライターであり、ドラマーではないが最もロックな8ビートを叩けたので加入をお願いする)
バンド内に三人ソングライターが揃う&ピッチ&忙しいギターアレンジ+コーラス+足元の操作に不安を感じていたオオシマが安堵する。
10月 下北沢Breath
ライブを行う、トリオ編成なのに全くトリオ感のないドカ盛りアレンジに可能性を感じる。
三人揃ってバンドが整う。
オオシマ課外活動で川口ジャズフェスのファンクバンドのサポートでベースを弾くが、ジャズバンドに入ったクリススクワイア並みに弾きまくりバンマスに感嘆の声+ファンクを期待した観客の困惑を買う。
11月
オオシマがストレス過多により、メロトロンエフェクター引き続いて実機のメロトロンを購入する、ヤマグチメンバーもベースを購入する。最初、メロトロン弾きながらギターも兼務しようとするが安定性を重視し、レコーディングに使うことを決意する。
軽い躁状態のオオシマ、次回アルバムに向けたデモテープを一カ月で十曲作り、七曲採用する&サトウメンバー、ヤマグチメンバーが各二曲書いて、まだ躁状態だったオオシマが一カ月でラフアレンジ(という名の頭おかしいトラック量のアレンジパートを追加する)が、ミックスが雑なことが判明。
12月 下北沢Breath 高円寺ClubRoots
一カ月で初の二回ライブ。
高円寺のブッカーさんに歌と演奏がめちゃ良くなったと褒められるが、鍵盤さんが急にいなくなってバンドの闇を感じられる。
ブレスでは、今年最後の最高の演奏が出来、来年への期待感が高まる。
ついでに、オオシマは課外活動で、サポートのアニソンバンドでLisaの曲をまたもプログレ風ベースで乗り切るが今回は絶賛される。
【大晦日】indiegrabの一部メンバーが選ぶ2018年の10作品コメント
indiegrabの年末記事オオシマトモヒロのセレクトした作品と
コメントをブログで補足させていただきます。
今回のセレクトは、リファレンスとしてただ自宅のitunes上+モバイルなどのspotifyでよく再生されていたものを上から10枚リストアップしてみたら、あら何かこれはこれでいいかも…となったのでそれを順不同で羅列してみました。昔のフュージョンで言うところのダイレクトカッティングです。
(手抜きではないのです、肥大した自己意識をただただ消していく為、コンセプチュアルでテクニークなメソッドなのです…)
総評は、個人的には生の演奏、フィジカルでマッシブで演奏、声それだけで聴かせるあとエモさというのに圧倒的に惹かれていた(エレクトロ全盛で聴いてはいるし結構好きなのだけど)という年でした。
【今年の10枚】
1. CRCK/LCKS - Double Rift
なんだかんだ今年一番聴いた盤です。keyとvoの小田さんの盤は、シャーマン狩り以降ceroやdcprg以降全てチェックしていたのですが、やられちゃいましたね。Goodbye Girlの対になっているようなNo Goodbyeでの32分の跳ねたリズムでゴリゴリやっていく感じでやられちゃって捨て曲なしで素晴らしいアルバムです。そして、このアルバム歌メロがさらに普遍的になっていてバチバチの演奏とのバランスすごい好きです。
中止になっちゃったライブのあとに今年はツイキャスの中継もよかったなぁ。
2. オーニソロジー - 101
今年最後のニューカマーで一番ダークホース的にグッときてしまいました。
声の説得力と贅肉が一切ないマッシブなジャズのギタートリオフォーマットで、リラクシンでありながら、緊張感のある宮嶋さんのジャズギター(しかも滅茶苦茶歌伴でありながら、単体でも美しい)+バチバチのポリもかますし小技が効いているリズムセクション、そしてなによりもハスキーで陰りがあって美しいボーカル(しかも、昔の歌謡曲のスターのようなえげつないエロさがあるの)で、12月に出たアルバムでありながら滅茶苦茶中毒性があって聴いてしまいました。タブーフェスで見たときよりも演奏も歌メロのアレンジも充実していて、圧倒的充実を感じました。
来年、ライブ行きます~。
3. Koochewsen - sweet illusion
70年代プログレに対する憧憬から、シティポップに擬態してより広い間口でありながらよくよく聴いてみるとあれこの演奏、熱を帯びてくると隠し通せないルーツという形でそのバランス感覚がとても好みでした。そして、ボーカルのリヨさんの声はずっとエモいと思っていたのですが、演奏フォーマットが洗練されてよりそこにフォーカスされている感覚が本作は強く、ボーカルにいままでのEPと比べて一番エモさを感じました。
4. MIYAVI - SAMURAI SESSIONS vol.3
今の日本でブルースルーツのギターを鳴り響かせて、良くも悪くも圧倒的なスター感(しかも黒船感)を漂わせてるロックスターって圧倒的にMIYAVIさんでしかないと個人的には思っていますが、個人的にはBOBOさんとやっていた2ピースの時期が一番好きで、ちょっと前の時期はEDMに個人的にはよりすぎちゃってて、ギターもっと聴かせてよ~という飢餓感がありました。が、今回のアルバムトラックもトラップよりになり、ギターで雄弁に語りゲストとバチバチやる感、ヒリヒリしててゴージャスで最高でした。このアルバムで今年知った三浦大知さんもやばい、ただただ驚異的です。
(予断ですが、アルバム球体最高でした。)
あとは、ピンクスパイダー過去でたどのアレンジよりもよいですよ。
雅時代の 咲き誇る華の様にを聴いた後に聴くとよりエモいです。
5. 金属恵比須 - 武田家滅亡
70年代プログレへの大いなるリスペクト(うん、海より深く本当に緻密だと思います)に加えて、録音のドラムのサウンドがオーガニックでとても素敵でした(現代的なアップデートもされている感を個人的には少し感じました。)そして、ギターのアレンジとかを聴くと結構モダンへヴィ以降への目配せもされていながらまろやかな70年代サウンドっぽい感じでとれていて。非常に新鮮な感じがしました。たとえるならパッと聴きヴィンテージサウンドなんだけどちょっと少し不思議適な。あとは大河ドラマのようなサウンドで本当にNHK FMだけではなく大河ドラマのバックでなっている情景が見えるという意味で視覚喚起的な観点、素敵でした。
6.小袋成彬 - 分離派の夏
今年、出たアルバムで唯一海の向こうのインディR&Bとかフューチャーソウル以降の音像とリズムに端正なベルベットのようなシルキーで美しい時にクラシカルですらあるアレンジで、曲構成的にはJPOP的ではないのだけれど美しいJPOP的なメロディーが乗せられていてかろうじて乗せられて奇跡的なバランスで美しい、ただただ聴いていて心地よく素敵なアルバムでした。
7.Steven Wilson - Home Invation in concert at the Royal Albert Hall
今年、ライブも見に行ったのですがキャリアを総括していて圧倒的に今のバンド一番いいじゃんと素直に思えた、そしてロックバンドのフォーマットで出来る限界点まで聴覚体験としてアウトスタンディングな所まで行っている現代プログレの完成系をある意味提示しているなと感じました。(過去のアルバムやライブバンドにもマルコミネマンやガスリー・ゴーヴァンなど圧倒的に知名度も上でテクニカルプレイヤーがいたのですがそれでもなお。)
そして、PT時代の曲からBlackfield、ソロなどさまざまな時期がありながら細かな作風の変遷はあれど圧倒的な構築された作曲力を発揮しているスティーブンウィルソン、天才か・・・と月並みな感想を抱いてしまいました、ぜひ。
8.Freak Kitchen - Confusion to The Enemy
フリークキッチンは、滅茶苦茶昔から好きで特にパワーポップに寄っていた時期が好きで最近のちょっとへヴィによっているのは個人的にはピンとは来ていなかったのですが、本作すごいよかったです。
何だろう、世相を反映したフリークキッチンでありながらダークでグランジな質感、新感覚なのです。メロディーも抑え目で渋いのです(歌詞は捻くれているけど、とても楽しくて、身体が揺れるキャッチーなメロディがあるのです、毎度)今回初めて導入された8弦(7弦すっとばしていきなり8に行くギタリストも珍しい)のサウンドもへヴィというよりバリトン的なサウンドになっていて、トレードマークの楽しくコミカルめなギターソロも封印目でヒリヒリした世界的な暴動的な押し殺した怒りのようなサウンドでちょっと物悲しいのだけれど、安易な超絶技巧のユニゾンにいかない、押し殺したダークなトーンのポリリズムやリズムトラックもありついつい何度も聴いてしまう好盤でした。来日しないのかなぁ・・・。トリオでできるへヴィ系最高峰なのに。
9.Seun Kuti & Egypt 80 - Black Times
今年ブルーノートでのライブも行ってきたのですが、夜中一番今年聴いてゆれていたアフロポップな盤でした。今回の盤は、アンサンブル的にもちょいとロックに寄っていてかつメロも強力になっていますのでアフロポップ未体験の形もぜひ。
10.Julian Lage - Modern Love
なんだろう、カートローゼンウィンケルにのれなかったジャズギター好きは、全員是非聴いてほしいアルバムでした。ちょっとアーシーで力強く、滅茶苦茶若いのに老成されたサウンドをアメリカーナ再発見、といった勢いで調理してだされたアメリカンフレンチのような飯が美味しくなる滋味深いサウンド、とても好きです。
長くは、なりましたがお付き合いいただきありがとうございました。
よいお年を、それではごきげんよう。
ゆく年、来る年、来ない年。
そうね、一年お疲れ様。
そういえばこの一年、このブログの読者様は、昔に比べると統計的には凄い増えてくれたのだけれど、楽しんでくれてる?
楽しんでくれていたなら、嬉しいな。
ごく、率直にではあるのだけれど。
(といっても数値が積み増しされていくだけで、コメントやら解りやすい形での実感はないので、来年はいいバイブスで反応しやすいブログを目指したいなーと思っているのです笑)
今年も終わるのだけれど、僕のやってるバンドSister Leyは2月にライブを初めてやってライブを今年はたくさんやって、配信で音源もリリース出来ました。まあ、10月に今のメンバーに落ち着いた割には上出来?とは思っているのだけれど。
ひとえに、暖かい反応をくれる人たちのおかげでしかないので、増長しないようには気をつけたいものです、調子に乗りやすいので。
自戒があったところで、それは実践の中でしか見えてこないところではあるのだけれど、まあ来年のことを言うと鬼が笑うと言うので、それは来年のお楽しみ、ということで。
来年もいろいろ仕込んでるので、是非ご贔屓に。退屈はさせませんので。
今年最後のイベントは、こちらです。
それでは、ごきげんよう。
12/29 下北沢BREATH
Meat The BREATH
そぞろあるき / ペントノート / シャンモニカ / Taker Tom / Sister Ley
Open 18:00 / Start 18:30
Charge ¥3000 (肉Box + 1D付き)
18:30のスタートからの出演です!
とある読書家の喪失について
ごく個人的な体験になるのだけれど、普段僕は本屋さんによく行くのです。といっても、目的の本を探したりだとか、この情報が可及的速やかに欲しいと言った必要性に迫られてと言った事はまずないのです。
ただ、漠然とした本屋さんにそろそろ行こうかなという肌感程度の直感に迫られていというだけのはなしなのです。そう、そこでそんな時に出掛ける本屋さん(あるいは、それは古本屋さんであっても勿論構わないのです)は、必然的に以下のような条件が必要なのです、以下に列挙します。
1.漠然としていながら潜在的なニーズを満たす
(といっても要件としては、僕の場合特殊性を一定程度孕んでいないと言えますまい。)
2.広すぎず、ヒューマンスケールであること
3.漠然と彷徨っていても適度に放って置かれる
ですが、最近以上のような条件を満たす書店がとみに減ってきているのです。家の近くの渋谷ではパルコブックセンターが潰れて以来、まさに本屋さん難民なのです。
なので最近、真の意味で落ち着く【丁度良い書店】というのは最寄りでいうと高円寺、阿佐ヶ谷までいかないとありません、あくまで僕の場合は。特にオススメはここかな。
ここが潰れてしまったら、もう神保町まで行かなければならいので、それは悲しいのでご紹介させて頂きます。
もう、本屋さんで本を買うのは極度にアナクロな趣味なのかも知れませんね。
それでは、ごきげんよう。良い週末を。
圧倒的な聴覚体験としてのキングクリムゾン
昨日、12/17月曜日渋谷はオーチャードホールで行われたキングクリムゾンの日本ツアーに行ってきました。
USAっぽいお気に入りの写真
体験と戦慄pt.1
キングクリムゾンに対する個人的な思入れをまずはこの記事の筆者に対するバイアスとして記しておく方が正確な情報が得られると思うのでまずはこの項目から。
クリムゾンは、両親が聴いていたので昔から耳にしていたのですが、リアルタイムでライブに行くのは初めてです。そして、初めてリアルタイムで最新作として買ったアルバムはPower to Believeでヌーヴォーメタル華やかし頃に確か買いました(この当時、高校生でToolとDream theaterにハマっていて元ネタとして買ったのですが、当時は何だこの異物感は…だが、このアルバムキラーチューンないな…という感想)
体験と戦慄pt.2
その後、70年代のRedを大学生の時にリマスター盤で買って、どハマりしました。とにかくジョンウェットン最高〜ベースもボーカルも、フリップのクソエモいロングトーン最高、あとギターへの影響としてもオーソッドクスなジャズを弾く際にもドミナントの時と♭5と♭IIの時にホールトーンスケールが第一選択肢になるくらいの影響を受けました。もちろん、シーケンシャルにギターっぽくない単音を連打するというコンセプトも。勿論、ドラムのビルブラのポリリズムと割れたシンバルしばきまくる、ピッチの高いスネアはやばいのです。というおバカな感想。
体験と戦慄pt.3
最近になって、バンドをはじめてから大好きなメタルクリムゾンとジョンウェットン以外の時期以外も聴くようになりましたが、80年代のディシプリンをちゃんと持ってはいたが、改めて深く聴きはじめたのですが、ディシプリンには大いなる気づきがありました。
それは、マスロック、ポストロックの殆どのコンセプトは80年代クリムゾンで完成されているという事。正直な話、バトルズやtoeなどを聴いてもアンサンブルやコンセプトとしてはディシプリンのコンセプトの派生形にしか聴こえない、逆を言うとこのアルバムはオーパーツなのではないか?という気づき。しかもこのアルバムは無機質ではないミュージシャンシップが尊い…という気づき。これは今だに。
体験と戦慄pt.4
近年は、あまりにクリムゾン、全キャリア聴き倒し過ぎてしまったのでジェネシス新鮮だな〜、とかスティーブンウィルソン諸作ばっかり聴いていました、正直。もちろん、オーケンのごとくたまにスターレス聴いて精神不安な時は、泣いていましたが笑、
さあ、前置きが長くなりましたが、ついにレポです。
体験と戦慄pt.5
ついに迎えたライブ当日、グッズもしっかり太陽と戦慄Tシャツをゲットしました(このデザインが一番好き、一番好きなアルバムはRedなのですが)
席でスマホをいじってるだけで、係員に怒られてしまうので、この緊張感ライブ前からさすがなので大人しくプリンス録音術を読んでました。そして、フリップ先生のクリムゾンでパーティしましょうという謎アナウンスで始まります(パーティというよりは、ジャズ喫茶的な厳粛な固唾を呑む雰囲気でしたが笑笑)
最初は、ドラムソロからはじまったのですが、123、223、1みたいな謎カウントからとんでもないスリードラムのドラムソロで始まりました。通常コンサートにおけるドラムソロは往々にして名人芸でだれるみたいなところが多いのですが、三人のドラマーにおけるコンペティションのせいか緊迫感と微妙なタイム感の違いとタムの音程感は寄せているが、金物は性質が違う音が重なって、まるで繊細なカテドラルのような壮大な建築のような構築性と多層性がレイヤーされているという彦摩呂のグルメレポのような感想でした。
その後のDisciplinで完全にポリリズムの奔流でこんなに踊れるリズムをかましてくるのか、まるでdcprgみたいじゃあないか・・・というアホのように呆けてしまいました。
その後、リザード組曲(地味に好きな奴だやったーというアホな感想)で、音程のよいボズバレルが憑依したかのような圧倒的なジャッコのボーカル、フリップの歌いまくる、伸びまくるロングトーン(ただひたすらに弾きまくっているのだが、美しい)
そして、前半最後はムーンチャイルドからのインプロ、宮殿。そして前半indisciplinで終了という。ムーンチャイルドのインプロ、緊張感がやばくてフリップのインプロがメインメロディが崩壊していく様をごく短い瞬間で無伴奏で、デレクベイリーかのような痙攣したひきつったピッキングで紡がれる破壊されたメインメロが美しすぎて酩酊してしまい、最後のビルリーフリンのドビュッシー的なフランス印象派かのような美しい浮遊感のある6thのサウンドで完全に向こうのセカイにいってしまいそうでした。
今回、redの曲もredにonemore red nightmareと大盤振る舞い。redのあの安定感のあるパートですらアレンジされ、八分音符一個かっとされていて不安定ではあるが明瞭なアクセントで破壊的にアレンジされているの印象的。
後半も、easy moneyに、大好きなfallen angel。最後の方は好きな曲が連発されていて正直記憶が吹っ飛んでおりました。fallen angelって超名曲じゃないこの並びで聴くと尋常じゃなくポップな曲だし、フリップのフィルインかっこよすぎるので。こんな曲が書けたら本当に音楽的に思うところなくなる―というおバカな感想が生まれました。
そして、本編最後のスターレス(最初の一音の時点で叫び声をあげてしまい、2階席ののみな様、申し訳なかったです。)破壊的なシーケンシャルパートからこのコンサート中一切動かなかった照明が赤く染まり、破壊的になってさいごのメルコリンズのサックスとフリップのユニゾンで昇天という感じでした。最後、気づいたら汗だくになっていた、座っていただけなのに・・・。
何がなんでも犠牲を払って迷っている方は、今日か明日の東京公演いきましょう。
ぼくは、水曜日もとろうか既に迷っております・・・、
願わくは次回来日のため、明日パーカーは、買いにまいります。
それでは、ごきげんよう。
おでんの出汁の薄さは、スティーリーダン。
この季節になるとおでんが好きなので、結構な頻度でおでんを食べるのです。これ本筋には全く関係ない余談ですが、僕の中でナンバーワンおでんは、やはりセブンイレブンのおでんですね。昆布のだしのうまみ成分が他のコンビニのものよりも強く、基本に忠実でありながらみんなの想像するキングオブコンビニの面目躍如たる横綱相撲っぷりを発揮してくれていて、スラムダンクで言うゴリ位の安定感を発揮してくれています。
最近は、スパイシーソーセージなるニューカマー具材が来たのですが、湘北における桜木のような絶対あわないでしょう?と思わせておいて滅茶苦茶なバスケットマンならぬおでんまんぶりを発揮してくれていながら、パンチが効いていて最近鬼リピートしています。
閑話休題。
ことの発端は、先日の飲み会で何となく頼んだおでんを見て、おでんは味が薄すぎてAORに感じるというトークがあって(もつ煮込みは、ハードコア)というのがあって何気なく、おでんのだしの薄さは、スティーリーダンみを感じるという言葉が無意識に言の葉として出てしまったのですが、これについて何となく思考してみようと思うのです。
おでんの出汁のどこにスティーリーダンみを感じたかというと、まずはこの薄さです。でありながら複雑な具材のミクスチャーが大量にレイヤードされていて出汁のなかに溶け込んで単純ではない奥深さを感じます。しかしながら、主張は強くなくあたかも調性の薄さをスティーリーダンのトニックのサウンドが曖昧な解決が滞留され続けるコード進行を感じさせます。そして、単体でも主役をはれるウインナーやちくわといったスター具材を主張は薄いのではあるが、明確である意味独善的なコンセプトに基づいたおでんとしての総体を求められている。これがまさにバーナードパーディーやら、カールトーンといったスタープレイヤーを使いながら、シンボリックなサウンドではなくただ単一の具材としての役割しか与えられない。これは、明確にスティーリーダン的であると言えましょう。まさにディーコンブルース。
意識の高いラーメン屋のBGMには、コルトレーンのシーツオブサウンドがあうように明確におでん屋にはスティーリーダンこれしかありえません。
僕セレクトの一番合うアルバムは、ガウチョです。ぜひ、この冬はガウチョをかけながらおでんを食べてみてください。それでは、ごきげんよう。合いますよ。
12/09高円寺Club ROOTS!
先日は、ライブをさせて頂きありがとうございました。
高円寺Club ROOTS!様でのライブは、久々だったのですが、最初に我々のPV経由でライブを是非にと。フックアップして頂いた高円寺Club ROOTS!のスタッフ様には感謝をしてもしきれません、なのです。
色々と課題はありつつも、Ever onward、前進あるのみの精神で一つ一つのライブをこなしていきたいものですね。さて、我々Sister Leyは残すところ年来のライブは残り一本。先日もライブをさせて頂いた下北沢Breath様。しかも、Meat Boxなる謎の肉食系ディナーがついたイベントになるのです!
松田聖子、中森明菜、川村隆一などなど・・・数々のスタ―の行き着く先はディナーショーと相場が決まっているよね~ということで。
昭和のスーパースター好きなオオシマは、ディナーショーは憧れだったので非常に楽しみなイベントとなっております。皆々様、是非チェック頂ければと思います。
2018年は、良い年になりましたが2019年Sister Leyは、名実ともにビッグになりますので今のうちにチェックしていただければサブカル古参ぶれると思いますので、マウンティングをとるためにも(笑)是非お耳の早いリスナーの皆様はチェックしていただければと思います。
そして、2019年の予定まだまだ白紙ですのでガンガンバンドの方々、ブッカーの皆様、ライブ出演のオファーをドシドシ、お待ちしているのです。
それでは、ごきげんよう。ライブ会場でお会いしましょう~。
■Next Live
2018/12/29 (日)
@下北沢BREATH http://breath335.com/
Free as a bird!年末特別編(仮)
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Act 発表され次第更新
Charge ¥2000+1000(アンガスポテト+1Drink付)→HP、
※ステーキつきのイベントになります。